令和6年度「ひきこもり者の居場所づくり研修会 ~コロナ禍後の新たな居場所づくりを学ぶ~」、参加者募集中!

 全国的にひきこもりの当事者やその家族に対する支援の必要性が高まっている中、茨城県におきましては、今年度も「ひきこもり者の居場所づくり普及推進事業」を実施いたします。

 この事業は、ひきこもりの状態にある方が社会に参加するきっかけとなる“居場所”を普及させるため、関係団体やひきこもりのことを学びたい方など、ひきこもりに関心のある方に「居場所づくりのためのノウハウ」を学んでいただくものです。

 今回は、コロナ禍を経て、新しい形の「居場所」及び上手にコミュニケーションをとるために必要な「傾聴」なども学びます。

茨城県 福祉部 障害福祉課からの受託事業「令和6年度ひきこもり者の居場所づくり普及推進事業」として開催します。

開催日時間帯会 場
1令和7年225日(火)9:30~16:00阿見町総合保健福祉会館「さわやかセンター」 大会議室
阿見町阿見4671-1
令和7年33日(月)茨城県水戸合同庁舎 2階 研修室兼会議室
(水戸市柵町1-3-1)
2令和7年310日(月)10:00~16:00茨城県水戸合同庁舎 2階 大会議室
(水戸市柵町1-3-1)
  • 研修日程は2日間です。第1回研修は①、②いずれかの会場・参加方法を選んでください。
  • いずれの会場でもウェブ会議システム「Zoom」による参加が可能です。ログインURLは、申込受付後に送信します。


◆ 内 容

第1回

時間帯内 容講 師(敬称略)
9:30~10:00行政説明:「茨城県のひきこもり対策事業について」茨城県 福祉部 障害福祉課 精神保健福祉担当
 係長 関 知子(せき ともこ)
10:00~11:00ひきこもりの基礎知識
 ひきこもりの方やその家族の方などのカウンセリングを受ける中で見えてきた、ひきこもりの方たちの関わり方などお話しします。
公認心理師 大築 明生(おおつき あきお)
11:00~12:00当事者支援・家族支援
 不登校・ひきこもりを経験されている方が求める居場所を学びます。
聞き手:認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
 グッジョブセンターみと
 センター長 小鷹 美代子(こだか みよこ)
話し手:Aさん、Bさん
13:00~14:00精神疾患などの理解と対応
 精神疾患を正しく理解し、精神障害者の生きづらさを知ることで少しでも偏見をなくしていきましょう。また、精神障害者への対応方法も一緒に考えましょう。
茨城県立こころの医療センター 福祉連携サービス部 兼 茨城県 福祉部 障害福祉課 精神保健担当
 精神保健福祉士 成島 俊治(なるしま しゅんじ)
14:00~16:00居場所づくりの基本
 利用者が安心できる自由で多様な居場所のつくり方、運営のコツ、関係機関との連携方法を、孤独・孤立対策推進法の意図するところを踏まえてお話します。
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
 常務理事・事務局長 大野 覚(おおの さとし)

第2回(合同研修)

時間帯内 容講 師(敬称略)
10:00~12:00コミュニケーションをとるためには傾聴が大切!!皆さんがイメージする居場所とは?居場所には何が必要?傾聴の手法、自分の考え方の傾向を知ることなど、いろいろあります。ロールプレイングを実践しながら、様々な角度から学びます。IMAKOKO 傾聴カフェ スタッフ
 小鷹 美代子(こだか みよこ)
 中嶋 美代子(なかじま みよこ)
 渡邊 園子(わたなべ そのこ) その他
12:00~13:00お昼休み-
13:00~14:00第1部:基調講演「当事者に伝えたいこと・親に伝えたいこと」
人間って生きているうちに何度もひきこもりたいって思うことがあるよね。①何から、②どうやって、③どこにひきこもってきたのかを考えてみたいね。そして、ひきこもりって、とても人間らしい営みだってことを伝えたいと思います。
茨城県生涯学習・社会教育研究会
 会長 長谷川 幸介(はせがわ こうすけ)
14:00~14:40第2部:活動報告
① 里山の暮らしで育む「自己肯定感」について
 里山の暮らしには「自己肯定感」が高まるポイントにあふれています。「誰の役に立っているかわからない」と思って仕事のやる気を失っていた人が、山仕事をして、「あぁ、僕も少しでも役に立てることがあるんだ」と実感できるようになることも。そんな経験が積み重なると、「生きてていいんだ」と「生かされている」という感覚が、徐々に育まれてきます。そう語る的場さんから、居場所つくりのヒントを学びます。
草莽の志士を育てる私塾・MYogaの里(みょうがのさと)
 哲学者・ヨガ講師 的場 悠人(まとば ゆうと)
② 当事者向け居場所の継続的運営について
 ひきこもり当事者(元当事者を含む)限定で、茨城県各地で開かれている対話の場「新月カフェ」の運営や、それに派生した活動として、森林セラピー、マインドフルネス瞑想体験会、農作業体験会など、各種居場所的イベントを企画、運営している小松さんのお話を伺い、居場所づくりのヒントにします。
自然農百姓 兼 自然体研究家 小松 学(こまつ まなぶ)
14:45~16:00第3部:対談「誰でも気軽に参加できる居場所とは」パネラー:的場 悠人、小松 学
アドバイザー:長谷川 幸介
コーディネーター : 大野 覚

※ 講座内容・講師は、変更になる場合があります。

◆ 居場所の見学
 毎週水曜日10:00~16:00
 グッジョブセンターみとなどの見学、ボランティア相談員の体験が可能です。
※ 随時受け付けています。研修会終了後に、事前連絡の上、おいで下さい。

◆ 定 員(申込先着順)

会場オンライン
120名30名
20名30名
240名30名

◆ その他
 研修を2日間受講された団体が希望する場合、茨城県より修了証が交付されるとともに、修了証交付団体名簿を作成し、県内関係機関へ周知することとしております。個人の方の受講は大歓迎ですが、修了証の交付はありません。あらかじめご承知のうえ、お申し込みください。

◆ 申込方法

◆ 申込締切
 令和7年2月14日(金)

◆ 主催・お問い合わせ
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
 担当:小鷹、中嶋
〒310-0031
茨城県水戸市大工町1-2-3 トモスみとビル 4階 みとしんビジネスセンター C-1
電話:029-291-8990
FAX:029-300-4320
eメール:good.job@npocommons.org

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