2015年9月10日20時時点での、茨城県常総市の被害状況
皆様、ご心配ありがとうございます。
以下は、コモンズ代表理事の横田からのメッセージです。
現在連絡が付きにくくなっています。水戸事務所にもなかなか立ち寄れなくなる可能性もありますので、お急ぎの方は事務局長の大野の携帯(080-3367-0782)までご連絡ください。
ちなみに、大野は守谷市の自宅に待機しています。こちらは午後以降雨もほとんどなく、落ち着いている状況です。
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茨城NPOセンターコモンズの横田です。
自宅のある常総市は鬼怒川沿いなので、いつかこういうことが、と思っていたことが現実のことになりました。
NHKなどが常総市内に入っていないようなので(車が一部入れなくなっています)中からの情報を発信します。
まず見取り図をつくりました。4つの地図を張り合わせたのが1枚の手書きになります。
常総市は北部の旧石下町と南部の水海道市が合併した6万くらいの市で西部に鬼怒川
東部に小貝川が南北に流れ、その間は田畑が広がっています。川にそって道路や鉄道もあり、見取り図のピンクが旧294、オレンジが294バイパス、鉄道は緑です。
今はいずれも一部しか通れないのではと思います。
私は北水海道駅の近くの自宅にいます。まだ家のまわりは水はきていませんが、歩いて5分のコモンズの常総事務所の付近の道路は下水から水があふれ膝くらい浸水しています。
水海道地区の公共施設は高いところになく、水海道小、水海道一高とそのとなりの報邦寺が避難所ですが、収容人数もすくなく、石下地区で自力で逃げられた人は東のつくばの豊里のJAの避難者か北の方に行ったのではと思います。
水海道小の近くの福祉センターに社協があり、そこの皆さんがこれからボラセン立ち上げに動くと思われます。これから様子を見てきます。
不安な点
社協や避難所があるところはやや高台ですが鬼怒川には近く、もし今回決壊したところの南でも
決壊や越水があると陸の孤島になる可能性はあります。わたしのところもそうですが。
移動に関してですが、今のところ、水海道から南への車は流れていそうですが北(中妻、石下)には
いけそうにありません。土浦と坂東をつなぐ国道354が東西をつなぐ動脈ですが、ここが動くかどうかで
動かないと孤立します。
三つめの不安は、東部を流れる小貝川です。こちらはまだ橋を通行できるのですが、あとで水かさがまし
29年前の大雨も鬼怒川ではあく小貝川が常総より下流で氾濫しています。明日小貝川の橋が通行止めになると東のつくば方面から入れなくなります。
せめて常磐道の谷和原インターと水海道の間だけでも道路が通れば、常磐道をつかった行き来きができると
思います。
4つ目
常総市はブラジル人の方が多く、水海道小も500名の児童のうち1割以上はブラジルの子どもたちです。体育館にもだいぶ避難していますが、まだまだ水海道地区の多くの人(日本人も)は自宅にいます。店はどこもやていません。17時から断水してますが電気は使えます。
急に水が増えたときにどうなるか、みな行き場をなくすのではないか、と心配です。
いろいろご心配の連絡ありがとうござます。現状をお伝えします。
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横田 能洋
茨城NPOセンター・コモンズ
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茨城NPOセンター・コモンズは、組織の壁・心の壁を越えて、人がつながり、ともに行動する社会を目指します。