2015年9月11日(金)午前2時時点での、茨城県常総市の被害状況

皆様、ご心配や励ましのご連絡、ありがとうございます。
以下は、コモンズ代表理事の横田からの第2報です。第1報(2015年9月10日(木)20時時点での、茨城県常総市の被害状況)は、こちらをご覧ください。
なお、現在横田は連絡が付きにくくなっています。水戸事務所にもなかなか立ち寄れなくなる可能性もありますので、お急ぎの方は事務局長の大野の携帯(080-3367-0782)までご連絡ください。なお、コモンズ代表eメール・アドレス<info@npocommons.org>にお送りいただくと、横田も大野も同時にeメールを確認できます。
ちなみに、大野は守谷市の自宅に待機しています。こちらは、落ち着いている状況です。
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多くの方に心配、励ましのメールをいただきありがとうございます。
常総市の水海道地区にいる横田の現状です。
その1でお知らせしたように、常総市は南北に長く西の鬼怒川と東の小貝川に挟まれた平地です。昨日朝に石下の北で鬼怒川の右岸より水が堤防を越え、午後1時ごろに石下と水海道の中間にある三坂というところで、突如堤防が決壊しました。それらの水がまず石下地区の鬼怒川から市街地を経て294バイパスのあたりまで広がっていると思います。石下の市街地の石下支所や福祉センターは1階だてなのでかなり水が入ったと思います。石下支所の近くに交流センターがあり、そこに石下周辺の人は多く避難しているようです。ラジオの情報ではぬれたままきて、電気はあるようですが、食料が課題になっているようです。テレビに大きなデパートの屋上が出ていたと思いますが石下のAPITAというデパートで、そこの1階が一時水に浸かったようです。
私は石下から徐々に南の水海道地区に水が来ると考え、いろいろ買ったりしていたら急に家のそばの地区で下水管から水が溢れだし、膝ぐらいになりました。コモンズ常総事務所のまわりもその状態です。
夕方、家族の避難先を避難所も確認しましたが、水海道地区の避難所は既に混んでおり、妻の父母のことも考え自宅に留まることにしました。水海道の森下町地区にはそう判断した人が多いと思います。20時くらいに避難所や市役所の方に行こうとしたら、急に増水し引き返しました。鬼怒川からではなく、鬼怒川と小貝川を結ぶ「八間堀川(はちけんほりがわ)」があふれたらしく、北ではなく南側から水が迫ってきました。
今、家の周りの道路も膝からももくらいの水がたまっています(どちらにも流れていません)。結果として、水海道森下町、橋本町、相野谷町などは中妻、石下と水でつながったと思います。「八間堀川(はちけんほりがわ)」の南側に水海道駅や市役所がありますが、そちらも浸水しているようです。かなりの人が森下地区に取り残されたままになっています。
鬼怒川から東は17時から全域で断水。22時くらいだったと思いますが、突然停電になりました。信号はついています(こういうときはボードがあるといいと思いました)。
個人的には、家の床ギリギリのところまで水が来ているので、2時間くらい浸水対応に追われました。備えはそれなりに役に立ちました。
水海道地区は鬼怒川沿いですが、高い場所にある水海道小、水海道一高など3か所に避難所があります。そのすぐ近くにある福祉センター(社協が入っています)にも、夜になって自衛隊などに救助された方がたくさん入り、100名くらいになって3階建ての各部屋が一杯とのことです。
社協のある避難所で必要なのは、下着です。相野谷地区(北水海道駅の東側)の人は上記の急な増水に合い、1階で胸くらいまで水に浸かった人もいるようです。皆びしょびしょで避難しているので、下着が欲しいそうです。毛布も足りない。水があるそうですが、食料が夕方おにぎりが届けられたほかは何もなく、食に困っているようです。具合が悪い方も少なからずいるので、医療スタッフも必要なようです。
近くにある小学校などは、濡れた人は少ないと思いますが、食料などは不足していると思います(夕方、南から車があまり入っていないので)。
また水海道には、大きい病院としてきぬ医師会病院と水海道さくら病院があり、きぬ医師会病院は「八間堀川(はちけんほりがわ)」の脇にあるので、恐らく1階には水が入ったのではないかと思います。森下町の住宅街にある水海道さくら病院も1階は水が入り、入院患者の方が上の階に避難しているようです。
1日目の報告はこれまでとします。
私にできることは、現地の情報収集と発信かと思いますので、支援に関して必要な情報などありましたら、eメールをください。ではありがとうございました。
joso-road.jpg

常総市水海道森下町にある横田の自宅2階から見た道路の様子
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