水害被災地・常総の復興拠点「えんがわハウス」実現のため、ご協力ください!
人が集い、交流し、仲間や生きがいを得ること、次世代を育てることが復興に繋がります
詳細はこちら(PDF:880KB)をクリック!
コモンズは、平成27年9月関東・東北豪雨で常総の事務所が被災して以来、現地のNPOとしてたすけあいセンター「JUNTOS」を立ち上げ、運営してきました。多くのボランティアのコーディネートをしながら、被災者への情報や食料、支援物資の提供、外出や引越しの支援などに取り組んできました。これまでご支援いただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。
常総市の復興における課題は、持ち主が直せない空き家の増大と人口流出、高齢者などでひきこもりがちな人が増えていることです。こうした家の再生に取り組む中で、常総水害前日まで診療が行われていた旧片野外科胃腸科医院と築100年の住宅が災害後に空き家のままになっていることを知り、地域の方々からも「思い出のある場を残してほしい」、「いつでも気軽に行ける場として再生してほしい」との声が寄せられました。
私たちは、昨秋からこの家の改修の準備として片付けや泥落としの活動に取り組んできましたが、約500坪の土地と建物を購入しなければこの場を残せない状況に直面しました。そこで、新たにジュントス・常総復興まちづくり株式会社を設立し、下記のようなかたちで資金をつくることに致しました。
えんがわハウス実現にかかる費用
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資金調達方法
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土地・建物取得費用 3,000万円 改修・設備費 3,140万円 ※ 土地の一部は購入までの間、賃借予定 |
出資 500万円 寄付 1,000万円 行政補助 2,140万円(選定) 融資 2,500万円(個人・金融機関に依頼) |
合計 6,140万円 | 合計 6,140万円 |
改修費は、空き家を高齢者などの生活支援拠点に改修するための国土交通省の補助事業の選定をいただきましたが、自主財源を1,000万円用意する必要があります。なんとか出資または寄付で資金を調達しつつ、市民の力で、人と人の絆を深めるための「えんがわハウス」を実現したいと思います。
また、私たちは、常総市に多く暮らしている日系ブラジル人などの学習支援を7年間行う中で、学校就学前の外国の親子への支援と若者の仕事づくりが重要と考え、多文化保育を事業化することにしました。広い庭のあるえんがわハウスは、世代や言葉の壁を超えて人が育つ場にもなります。
常総市には保育を受けていない外国籍の乳幼児が160名もいます。行政と連携して、こうした保育ニーズに応え、バイリンガルの若者が保育や介護などの分野で活躍できる状況をつくりながら、融資の返済財源も生み出していきます。
災害復興も、空き家再生も、保育事業も、いずれも大きなチャレンジですが、多くの方の想いを重ね、共に活動することで、必ず実現できると信じて取り組んでまいります。
ついては、本事業へのご支援についてご高配賜りたくお願い申し上げます。
参考情報
- 一般財団法人 ハウジングアンドコミュニティ財団による第24回「住まいとコミュニティづくり活動助成」報告書 住まいづくり・まちづくりNPO活動レポート(平成28年度)の抜粋 「空き家を福祉長屋に変え、被災したまちを復興させる」(PDF:3.6MB)
- 常総地域のかわら版『Juntos通信』号外(PDF:4.2MB)
- えんがわハウスの図面(PDF:412KB)
「えんがわハウス」における3つの関連法人の関係と役割
法人名
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認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ | 一般社団法人 グローバルセンター・コモンズ 施設名:インクル・ベース |
ジュントス・常総復興まちづくり 株式会社 |
設立年月日
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1998年11月15日
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2017年1月13日
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2017年10月3日
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目 的
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地域の課題を市民主体で解決する取り組みを支援し、自らも寄付を募り、制度外福祉の実験を行う。 | 常総市周辺に暮らす障がい児者と家族を支援し、バリアフリーと多文化ソーシャルワークを広げる。 | 常総市の水害からの復興のために、空き家の改修と再生を行い、暮らしやすい地域づくりに寄与する。 |
主な活動
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NPO設立や運営に関する相談対応。生活困窮者の相談対応、就労支援。常総の外国ルーツの児童生徒の学習支援。水害後にたすけあいセンター「JUNTOS」を設立し、活動を継続中。 | 障がい者の就労支援(A型)と障がい児の放課後等デイサービスを運営。 (外国の子や若者に障がいが引きこもりが多いことから、外国籍住民に重点を置く) |
災害後に手付かずになっている住宅などを購入または借り受けて改修し、地域に必要な場(住居や地域拠点)として再生する。 |
このプロジェクトでの役割
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・ 全国からの災害に関する視察対応、研修への講師派遣や改修ボランティアの受け入れ。災害被災者の生活相談、移動支援。 ・ 拠点での多文化保育の実験(外国人保育人材の育成、就学前の日本語習得支援と、母親に対する日本での子育てや教育に関する情報提供と職域開拓) ・ 拠点での生活支援に関するソフト事業のコーディネートをしつつ、家賃を会社に払う。 |
・ 住宅などの改修作業の一部を請け負い、障がいがある人が訓練を受けて改修、片付けを行い、復興に寄与する。 ・ えんがわハウスの清掃・接客・庭の手入れ・調理や保育の補助などで拠点にマンパワーを提供。地域の高齢者宅向けの生活支援サービスを担当。 ・ 拠点での福祉サービスを通じて、行政や地域から収入を得て、会社に家賃を払う。 |
・ 旧片野医院の所有者から建て物などを購入し、出資などで改修のための資金を調達し、チームを組織して改修を行うほか、補助金が出るまでの間に融資を受け、返済する。 ・ 改修後は、施設管理者として左記の2法人や利用者などに施設を貸し出し、家賃収入を得る。 ・ 家賃収益の中から、市内の空き家の改修財源を作り、空き家の再生を促進する。 |
主な財源
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被災者支援活動への寄付、多文化保育への公的助成など | 国民健康保険団体連合会(国保連)からの給付金、便利屋業収益、防災グッズ関連収益 | 出資金、行政や個人からの借入金、国の改修補助金、家賃、使用料収入 |
ご支援のお申し込み、お問い合わせ
たすけあいセンター「JUNTOS」
(運営:認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ)
〒303-0005
茨城県常総市水海道森下町4335
☎:0297-44-4281
FAX:0297-44-4291
eメール:juntos@npocommons.org
茨城NPOセンター・コモンズは、組織の壁・心の壁を越えて、人がつながり、ともに行動する社会を目指します。