「いばらき子ども食堂応援助成」助成申請受付【終了】
助成コース
子ども食堂スタート助成
地域の課題と背景
子ども食堂などの地域の居場所は、この数年で急激に増加しました。茨城県内でも121箇所確認されています。(2022年2月現在)多世代交流、食育、また場合によっては、生活困窮世帯の食料支援やひとり親支援など、様々な役割が確認されます。
一方、設置個所にも偏在が見受けられます。県北、鹿行、県西での数は十分とは言えません。子ども食堂が1つも存在しない市町村もあります。
また、小学校区あたりで子ども食堂が1つ以上存在する、茨城県の充足率は18.8%と、全国平均 よりも下回ります。茨城県では、6人に1人の子どもしか身近な子ども食堂を利用できない状況を示すものであり、全ての子どもにとってアクセスしやすい居場所とはなっておりません。
目 的
子どもなどがアクセスしやすい場所に、茨城の子ども食堂を広げること
助成金額
15万円を2件
対象地域
下記の子ども食堂がない地域や、子ども食堂が少ない地域を優先しますが、茨城県内の他の地域でも 申請可能です。
※ 最新の子ども食堂一覧は茨城県事業「子ども食堂サポートセンターいばらき」のウェブサイト参照。
桜川市、神栖市、大子町、城里町、河内町、五霞町、利根町
対象活動
子ども食堂(共食型だけではなく、テイクアウト型含む)、フードパントリー、宅食、無料塾(生活困窮者自立支援制度に基づく学習支援事業以外の活動)など、食を通じた子どもの居場所づくりや生活困窮世帯支援などに取り組む茨城県内の市民活動
※ ひとり親や生活困窮の世帯をサポートする団体がより望ましいですが、必須要件ではありません。
対象団体
下記のいずれかに該当する市民や団体が対象。
- 半年以内に子ども食堂を設立予定の市民や団体
- 設立1年以内の子ども食堂など
- 法人格の種類や有無は問いません。母体が営利事業者であっても、自発的な市民グループとしての活動と位置付ければ、助成対象となります。
- 団体所在地が茨城県外でも、活動場所が県内であれば申請可能です。
- 関連する活動など、団体としての活動実績は問いませんが、あるとより評価されます。
- 選挙に関わることや、宗教を主目的とする組織は対象としません。
パントリー・宅食応援助成
地域の課題と背景
DV認知件数や離婚率、若い女性の自殺件数の急増など、コロナ禍の長期化によって、ジェンダーの課題が深刻となっています。
そのような中、ひとり親や生活困窮世帯、 学生などを対象としたフードパントリーや宅食(デリバリー)の事例が、茨城でもだいぶ増加してきました。ただ食品を渡すだけではなく、心配な家庭の見守りにつながったり、悩みを打ち明けるコミュニケーションの機会にもなっており、その有効性が確認されています。
一方、経済的に厳しい状況の市民を対象とする活動のため、参加費などの対価を得にくく、活動を持続するには外部資源を継続的に集めることが必要となります。支援対象の生活困難な状況が長期化する中、途中で活動を取りやめることも難しい状況です。
目 的
フードパントリーや宅食の持続可能性を高め、コロナ禍の生活困難な茨城県民をサポートすること
助成金額
30万円を1件
対象地域
茨城県内
対象活動
フードパントリーや宅食など、食料支援を通じた見守り活動
対象団体
上記活動に取り組む市民活動団体、または半年以内に上記活動に取り組む予定の市民や団体など
- 法人格の種類や有無は問いません。母体が営利事業者であっても、自発的な市民グループとしての活動と位置付ければ、助成対象となります。
- 団体所在地が茨城県外でも、活動場所が県内であれば申請可能です。
- 関連する活動など、団体としての活動実績は問いませんが、あるとより評価されます。
- 選挙に関わることや、宗教を主目的とする組織は対象としません。
両コース共通項目
助成主体
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
財 源
茨城で子どもを支え、見守る仕組みの創設、継続を目的とした「いばらき子ども食堂応援募金」に賛同した市民や団体からのご寄付
対象経費
- 人件費や管理費なども含め、対象経費に制限はありませんが、どのような経費にいくら助成財源を充当させるかも含め、審査対象となります。
- 参加費など助成金以外の自主財源はなくても構いませんが、財源構成も含め、活動の持続可能性も審査対象となります。
助成以外のサポート
ご希望により、茨城NPOセンター・コモンズによる組織運営の助言や、活動成果を高めるためのサポートが受けられます。
※ 専門的な相談内容の場合、相談料が発生する場合があります。
スケジュール
2022年2月8日(火)~3月6日(日)(必着)
助成申請受付
2022年3月中旬~下旬
助成審査
2022年3月末
助成決定通知
2022年4月
助成金振込、助成交流会開催
助成決定通知日~2023年3月19日(日)
活動実施
活動終了後1か月以内もしくは2023年3月31日(金)のいずれか早い日まで
報告書類提出
選考方法
茨城県内の子ども食堂の設立・運営事情に詳しい者などから構成される選考委員会にて審査。
選考基準
- 助成趣旨に十分沿った活動か
- 地域課題の解決や価値創造に明確に結びつくか
- 地域の居場所と出番の広がりを目指しているか
- 市民の共感と参加を得やすいか
- 他の組織のモデルとなるか
- 他団体とのつながりは十分か
- 活動の実現可能性は高いか
- 助成金の使途は適切か
お支払い方法
ご指定の口座に、一括で銀行振込を行います。(団体名義の口座を極力設けてください)
※ 任意団体でも団体名義の口座開設は可能です。
活動報告
- ご負担にならない範囲で、活動実施状況を随時ご報告ください。
- 助成対象団体の事務的負担を考慮し、中間報告書の提出や中間報告会は開催しません。
- A4で2ページ程度の書式に、活動写真とともに簡単な報告をいただきます。何を行ったかではなく、どのような成果につながったかを重視します。
- 領収書コピーの送付などは不要です。団体で保管をお願いします。
申請方法
以下の書類を、申請窓口までeメールまたは郵送。
- 2ページ程度の申請書(ここから書式(DOC:61KB)をダウンロード)
- 予算書(ここから書式(XLSX:25KB)をダウンロード)
- 最新の事業報告書及び財務諸表等、もしくはそれらに該当する書類(もしあれば)
- 必要に応じ、その他参考となる資料(団体パンフレットや会報、新聞記事など)
※ 代表印など押印不要。できるだけeメールで申請してください。
※ eメール申請の場合、書類受信の確認メールを送信します。
※ 一般的な助成事業と異なり、審査前の助言など事務局が行います。できれば申請書完成前に申請書案を事務局にお送りください。一緒に良い活動企画を練り上げましょう。
※ 活動計画などをさらに検討する必要がある場合、申請書類の再修正をお願いすることがあります。
寄付者のメッセージ
「子どもたちが平等に食事ができ、学べる環境がある社会になって欲しいです。直接お手伝いすることは、今は難しいので寄付だけでもさせてください。」
「インターネットの記事でこども食堂を利用する親子の記事をみて、2児の親でもある自分に何かできることはないのかと考え、募金ができることを知りました。時間が許すなら実際に現場での活動もとは思いますが現状中々難しいところもあり、僅かな金額ですが少しでもお役に立てればと思います。」
「コロナ禍の中、食べたい物が食べられない子どもたちのために使ってください。それもできるだけ身近な地域の子どもたちに。」
「つくばみらい市在住の30代です。昨年も寄付させていただきましたが、こども食堂の活動にお役立て頂ければ幸いです。」
茨城NPOセンター・コモンズとは
1998年に設立された、茨城のセーフティネットや市民活動の推進組織です。ひきこもりがちな市民の居場所づくりや就労支援、生活困窮者の就労・家計相談対応、被災地域の復興支援や地域防災推進、外国ルーツの子どもの保育園の運営や教育環境整備の他、市民団体の運営サポート、ネットワーキング、資金仲介などにも取り組んでいます。2019年より茨城県の子ども食堂応援事業「子ども食堂サポートセンターいばらき」の運営を受託し、子ども食堂などの子どもの居場所に関する総合相談、人材育成、地域ネットワークの強化などに取り組んでいます。
その他
- いただきます個人情報は、茨城NPOセンター・コモンズ「個人情報保護方針」に基づき、本事業運営及び関連するご連絡のみに使用します。
- 助成対象活動で作成する広報物などには、必ず本助成事業からの助成である旨、記載してください。
- コロナ禍の先が見通しにくい状況で助成申請をしていただくことになります。申請した活動内容や予算に変更が見込まれる場合、柔軟に対応しますので、都度ご相談ください。
- 「いばらき子ども食堂応援募金」は、現在も募金活動中です。ぜひ募金活動にもご協力ください。
- まずは、お気軽に事務局までお問い合わせください。あなたのチャレンジを応援します!
申請窓口、お問い合わせ
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
常務理事・事務局長 大野 覚
〒310-0031
茨城県水戸市大工町1-2-3 トモスみと4階 みとしんビジネスセンター C-1
電話:029-300-4321
FAX:029-300-4320
eメール:kodomo@npocommons.org
茨城NPOセンター・コモンズは、組織の壁・心の壁を越えて、人がつながり、ともに行動する社会を目指します。