2023年度「いばらき子ども食堂応援助成」、助成申請受付【終了】
助成コース
活動発展助成
◆ 地域の課題と背景
子ども食堂は茨城県内にもだいぶ増えてきました。確認されているだけで173箇所あります。(2023年7月現在)
一方、地域の居場所として活動が定着するためには、子ども食堂の数のみならず、その質の拡充も求められます。
◆ 目 的
さらなる高みを目指して、子ども食堂が活動を拡充させること。
◆ 助成額
上限20万円を4件
◆ 対象活動
子ども食堂などによる活動の拡充に向けた、以下のような取り組み。
(例)
- 開催頻度や開催場所を増やす取り組み
- ボランティアを増やすための活動説明会の開催や、広報物の作成・配布
- ひきこもり者や障がいのある方、一人暮らしの高齢者などをボランティアとして受け入れる取り組み
- ヤングケアラー、外国ルーツの子ども、虐待を受けた母子、生活困窮や不登校の子どもなど多様な市民を受け入れるための取り組みや働きかけ
- 新たな体験活動の実施(地産地消、遠足、農業体験、職業体験、無料塾など)
- 活動財源拡充のための営業活動
フードパントリー・宅食応援助成
◆ 地域の課題と背景
子ども食堂の活動に加え、ひとり親などを対象とした食料配布会、食事を家庭に配って見守る宅食などを行う団体も増えてきました。
一方、経済的に厳しい状況の市民を対象とするため、活動を持続するには外部資源を継続的に集めることが必要となります。
◆ 目 的
フードパントリーや子ども宅食の持続可能性を高め、生活困難な茨城県民をサポートすること。
◆ 助成額
上限30万円を4件
◆ 対象活動
フードパントリーや宅食など、食料支援を通じた見守り活動や、その拡充のための取り組み。
体験格差を埋める助成
◆ 地域の課題と背景
格差社会がもたらす影響により、世帯の所得によって子どもの体験格差が生じています。経済的理由によって、子どもが夢を諦めざるを得ず、自尊心を失ったり、自信を得にくい状況が あります。
◆ 目 的
子どもの体験格差を少しでも縮め、夢や希望を持つきっかけを生むこと。
◆ 助成額
上限30万円を2件
◆ 対象活動
子ども食堂などを通じた、以下のような取り組み。
※ 子ども個人を支えることに使う助成金ですが、助成対象はあくまで子ども食堂などです。
(例)
- サッカー好きな子どもに、スパイクやユニフォーム、クラブ入会金などを渡し、サッカーができる状況をつくること
- 楽器を購入して、子ども食堂を通じた演奏活動に子どもが触れること
- 主に生活困窮世帯の子どもを連れて遠足に行くこと
- 服やバッグを購入して、誰もが修学旅行に行けるようにすること
全コース共通項目
◆ 助成元
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
◆ 財 源
茨城で子どもを支え、見守る仕組みの創設、継続を目的とした「いばらき子ども食堂応援募金」に賛同した市民や団体からのご寄付
※ 多くの市民の他、サントリービバレッジソリューション株式会社様、ダイドードリンコ株式会社様、株式会社常陽銀行様、シンコーフーズ株式会社様、第一観光開発株式会社様、水戸エナジー株式会社様、株式会社諸川農園様、有限会社やまの湯様、大成女子高等学校地域デザインフィールド3年様、水戸市新市民会館等施設建築物新築工事リーダー会様、元茨城県知事竹内藤男顕彰会様、NPO法人洋服ポストネットワーク協議会様からもご寄付いただきました。
◆ 対象地域
茨城県内
◆ 対象団体
前記活動に取り組む市民活動団体、または半年以内に前記活動に取り組む予定の市民や団体など
- 法人格の種類や有無は問いません。母体が営利事業者であっても、自発的な市民グループとしての活動と位置付ければ、助成対象となります。
- 団体所在地が茨城県外でも、活動場所が県内であれば申請可能です。
- 関連する活動など、団体としての活動実績は問いませんが、あるとより評価されます。
- 選挙に関わることや、宗教を主目的とする組織は対象としません。
◆ 対象経費
- 人件費や管理費なども含め、対象経費に制限はありませんが、どのような経費にいくら助成財源を充当させるか、経費の構成比なども含め、審査対象となります。
- 参加費など助成金以外の自主財源はなくても構いませんが、財源構成も含め、活動の持続可能性も審査対象となります。
◆ 助成以外のサポート
ご希望により、茨城NPOセンター・コモンズによる組織運営の助言や、活動成果を高めるためのサポートが受けられます。
※ 専門的な相談内容の場合、相談料が発生する場合があります。
◆ 予 定
2023年7月21日(金)~9月3日(日)必着
助成申請受付
2023年9月中~下旬
助成審査
2023年9月末
助成決定通知
2023年10月
助成金振込、助成交流会開催
2023年10月1日(日)~2024年6月16日(日)
活動実施
活動終了後1か月以内もしくは2024年6月30日(日)のいずれか早い日まで
報告書類提出
◆ 選考方法
茨城県内の子ども食堂などの運営事情に詳しい者などから構成される選考委員会にて審査。
◆ 選考基準
- 助成趣旨に十分沿った活動か
- 地域課題の解決や価値創造に明確に結びつくか
- 地域の居場所と出番の広がりを目指しているか
- 市民の共感と参加を得やすいか
- 他の組織のモデルとなるか
- 他団体とのつながりは十分か
- 活動の実現可能性は高いか
- 助成金の使途は適切か
◆ お支払い方法
ご指定の口座に、一括で振り込みます。(団体名義の口座を極力設けてください)
※ 任意団体でも団体名義の口座開設は可能です。
◆ 活動報告
- ご負担にならない範囲で、活動実施状況を随時ご報告ください。
- 助成対象団体の事務的負担を考慮し、中間報告書の提出や中間報告会は開催しません。
- A4で2ページ程度の書式に、写真とともに簡単な活動報告及び決算報告をいただきます。何を行ったかではなく、どのような成果につながったかを重視します。
- 領収書コピーの送付などは不要です。団体で保管をお願いします。
◆ 申請方法
以下の書類を、申請窓口までeメールまたは郵送。
- 2ページ程度の申請書(こちらから書式をダウンロード)(DOC:61KB)
- 予算書(こちらから書式をダウンロード)(XLSX:24KB)
- 最新の事業報告書及び財務諸表等、もしくはそれらに該当する書類(もしあれば)
- その他参考資料(パンフレットや会報、新聞記事などがもしあれば)
※ 代表印など押印不要。できるだけeメールで申請してください。eメール申請の場合、書類受信の確認メールを送信します。
※ 一般的な助成事業と異なり、審査に加わらない事務局職員が、申請前の助言などを行うことができます。できれば申請書完成前に申請書案を事務局にお送りください。一緒に良い活動企画を練り上げましょう。
※ 活動計画などをさらに検討する必要がある場合、申請書類の再修正をお願いすることがあります。
◆ 寄付者のメッセージ
「子どもたちが平等に食事ができ、学べる環境がある社会になって欲しいです。直接お手伝いすることは、今は難しいので寄付だけでもさせてください。」
「インターネットの記事でこども食堂を利用する親子の記事をみて、2児の親でもある自分に何かできることはないのかと考え、募金ができることを知りました。時間が許すなら実際に現場での活動もとは思いますが現状難しいところもあり、僅かな金額ですが少しでもお役に立てればと思います。」
「食べたい物が食べられない子どもたちのために使ってください。それもできるだけ身近な地域の子どもたちに。」
「つくばみらい市在住の30代です。昨年も寄付させていただきましたが、こども食堂の活動にお役立て頂ければ幸いです。」
「私は茨城県出身で、現在は京都府京都市に住んでいます。僅かではありますが、茨城県内の子ども食堂や学習支援に対して、継続的に応援させていただきます。今後、益々厳しい時代がやってきますが、子どもたちは健康的にお腹いっぱいご飯を食べられるよう、どうか、茨城県内の子どもたちを守ってあげて下さい。」
◆ その他
- 助成申請は1団体で1つのコースに限られます。
- いただきます個人情報は、茨城NPOセンター・コモンズ「個人情報保護方針」に基づき、本事業運営及び関連するご連絡のみに使用します。
- 助成対象活動で作成する広報物などには、本助成事業からの助成である旨、必ず記載してください。
- 申請した活動内容や予算に変更が見込まれる場合、柔軟に対応しますので、都度ご相談ください。
- 「いばらき子ども食堂応援募金」は、現在も募金活動中です。ぜひ募金活動にもご協力ください。
- まずは、お気軽に事務局までお問い合わせください。あなたのチャレンジを応援します!
◆ 申請先
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
〒310-0031
茨城県水戸市大工町1-2-3 トモスみと4階 みとしんビジネスセンター C-1
電話:029-300-4321
FAX:029-300-4320
eメール:kodomo@npocommons.org
茨城NPOセンター・コモンズは、組織の壁・心の壁を越えて、人がつながり、ともに行動する社会を目指します。