2015年9月11日(金)午前7時時点での、茨城県常総市の被害状況
皆様、ご心配や励ましのご連絡、ありがとうございます。
以下は、コモンズ代表理事の横田からの第3報です。第2報(2015年9月11日(金)午前2時時点での、茨城県常総市の被害状況)と第1報(2015年9月10日(木)20時時点での、茨城県常総市の被害状況)は、こちらをご覧ください。
なお、現在横田は連絡が付きにくくなっています。水戸事務所にもなかなか立ち寄れなくなる可能性もありますので、お急ぎの方は事務局長の大野の携帯(080-3367-0782)までご連絡ください。なお、コモンズ代表eメール・アドレス<info@npocommons.org>にお送りいただくと、横田も大野も同時にeメールを確認できます。
ちなみに、大野は守谷市の自宅に待機しています。こちらは、落ち着いている状況です。
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茨城NPOセンターコモンズの横田です。
下記情報はそれぞれの時点で、常総市水海道森下町にいる中で聞いたり、考えたり、想定したことですので、正確性では欠けるかもしれませんが、現地の状況を知りたい方にお伝えいただければありがたいです。
> その3 9月11日 6:30
>
> 茨城NPOセンター・コモンズの横田です。
>
> 2日目の朝です。4時半に防災放送で救援活動のため、4時半から市内の鬼怒川東が
> 停電になる、とのこと。水海道森下町は昨晩22時くらいから停電が続いています。
> 昨夜もボートが行き来していたので、救援は行われていた様子。今朝5時半、ヘリの
> 音が聞こえます。
>
> 今6時45分、防災無線で「市役所が停電し、電話がつながらない。市職も出動できない
> 電話は 080-2037-1603 か 090-1425-2519へ、とのこと)
>
> 家の周囲の写真にあるように、5時間前とそれほど水かさは変わらず。少し下がったようで、わが家の床上浸水はギリギリで防げました。
> これで仕事に打ち込めます。
> ただ、会社の車が動くかどうかはわかりません。プリウスでタイヤ半分が埋まっている状況です。このままエンジンをかけていいものか、わかる方がいたら教えてほしいです(これがだめでも、10人乗りワゴン車が生きていれば使えます)。
>
> 常総は高い場所が本当にないので、水海道地区の人は、逃げる時間はありましたが、みな車をどうするかで躊躇したと思います。私も守谷とか、つくばに家族を連れだすことも考えましたが、市外に出ると車両規制で戻れなくなると思い、とどまりました。その結果、正に孤島状態になりました。
>
> 物置にあるボンベ式発電機か屋上ソーラーの電力が使えれば外には出られませんが、たいていのことはできると信じて。
>
> ラジオで確認しましたが石下の交流センター(ホール)に1,000人くらい避難しているようですが孤立しているようです。
>
> 水海道小など同地区の4つの避難所に合計1,000人いるかもしれません
>
> テレビでも常総市の避難所のことは出てこないし、無線でも、避難所追加の放送はありましたが、今どこが空いているかがわかる情報が得られませんでした。わが家の指定場所と思っていた水海道二高に行ったら、「ここは避難所ではありません、一高へ」の張り紙のみ。なんのための指定か?と思いましたが、鬼怒川に近いからなのか、ここが使えたら森下町やは橋本町の人は来たと思いますが、仕方がないです。2階が大丈夫ならヘリで、殆ど物資がなく狭い避難所に行くよりは、家にまだとどまっていた方が良いのかもしれませんが、判断が難しいです。
>
> 常総市のホームページに防災放送などで流れた、いつどこが避難所になったかは時系列で出ていましたが、今そこに何人いるのか、高齢者が行けるところか、何もわからないです。
>
> 市役所の下記WEBに出ている交通規制は外からくる方には役に立つかもしれません。
>
> http://www.city.joso.lg.jp/kinkyu/1441901720554.html
> ただ、うちの近くの有料橋と豊水橋の間も冠水しているので、冠水場所は要注意です。
> 車で深みにはまると大変なので、車で近づく場合は、目的地まで通れるか確認してからでないと行けないと思います。
> 近くの保健センターの駐車場に、ヘリが来ているようです。
>
> まず、陸路以外で交流センター、水海道小学校、水海道一高、報邦寺、社協のある福祉センターに食料、毛布、下着、タオルなどが届いてほしい(これは私の推測です)。
> 市役所も含め川の東にある避難所はみな孤立し、停電だとどこも厳しい状況だと思います。
>
> 次が病院や福祉施設に留まっている方のところ、家に残っていて動けない人のところには、ボートか何かに載せて配れるとニーズも掴みやすいかと思います。
> (道路の水かさがどれくらいになったら動けば良いか考え中です。このあたりは水の流れはありません。)
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> 推測ですが、石下地区はかなりの人が避難か救助されたと思います。水海道は、大丈夫だろうと思っていた人が、夜の、「八間堀川(はちけんほりがわ)」からの増水で自宅から動けなくなっている人がかなりいると思います。
>
> これからどうするか、です。
茨城NPOセンター・コモンズは、組織の壁・心の壁を越えて、人がつながり、ともに行動する社会を目指します。